大型鋳造品向け汎用DISA MATCH機

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「当社はDISA MATCH 28/32への投資に非常に満足しています。当社は、大きな技術進歩と作業条件の改善を達成できました。とりわけ、より複雑な形状の大型鋳造品を生産することが可能となり、今までよりはるかに広い範囲に渡って高品質で複雑な形状の製品を当社のお客様に提供できるようになりました。もう一つ非常に重要なことは、精度の向上と機械保守費用をおさえることができ、機械加工費用を削減できたことです」

とDRAWSKI SAの共同所有者兼副会長であるTadeusz Jurga氏は述べています。

DRAWSKI社は1854年に設立されました。最初は、農業機械を専門に生産していましたが、1930年から1990年にかけて、ポーランドで最大の可鍛鋳鉄メーカーの一つとなりました。

現在、DRAWSKIは、農業機械、給水設備、排水設備に用いる鋳物に加えて、ねずみ鋳鉄、ダクタイル鋳鉄、可鍛鋳鉄でできた装飾品を提供しています。鋳造品の年間生産量は、1万トンを超えており、そのうちの25%はヨーロッパ諸国に輸出されています。

「結果は当社の期待に沿うものでした。」

ODLEWNIA ZELIWA DRAWSKI SAは、2011年に、効率の低い手動式ジョルトスクイズ造型機(FKTタイプ)を、DISA MATCH造型機を使った柔軟性の高い自動生産方式に切り換えてから、高品質で複雑な形状の鋳造品を生産しています。このポーランドの鋳造メーカーは、その結果に大変満足しています。

柔軟性

「DISAの導入前は、生産の多くをFKTタイプのジョルトスクイズ造型機に頼っていました。当社は、市場を検討した上で、これらをDISAの自動機に入れ替えることを決定したのですが、それによって、短時間運転や頻繁なパターン変更を可能とする柔軟性が得られ、柔軟性、品質、コストの面で高い競合性を実現できました」とTadeusz Jurga states氏は述べています。

「結果は当社の期待に沿うものでした。」

「当社のすべての要件を満たしていることから、当社は数年前にDISAを採用しました。重要だった事は、このデンマークの会社が、数少ない、鋳造工場向けの機械を包括的に提供できる会社だったことです。採用した結果は、当社の期待に沿うものであり、発生した技術的な問題への解決策を見つける際には、DISAの専門家が当社をサポートしてくれました。このことから、当社は、鋳造メーカーの万能パートナーとして、現在もDISAの商品を使い続けており、この会社に常に満足しています」とDRAWSKI SAの共同所有者兼会長であるRyszard Kielczyk氏は述べています。

課題

すべての課題の対処:処理量および歩留まりの改善からコスト削減まで
「基本的に、当社には4つの課題があります。 

人手不足解消の為、人材への依存を減らすための自動化

競合力を強化するための処理量および歩留まりの改善

より大型で複雑な形状の鋳造品の生産

顧客の要望への迅速な対応です」とRyszard Kielczyk氏は説明しました。

解決法

DRAWSKIには、DISA MATCH 28/32とDISAMATIC 2013の2本の自動造型ラインがあり、1個当たり0.2 kg~100 kgの部品を鋳造しています。

「当社がDISA MATCH 28/32造型ラインを選択した決め手は、当社の課題を対処できること、世界を主導する技術、サービス、あらゆる段階における意思決定プロセスのサポートです。

このラインには、機械の他に、自動搬送ラインとパレットカーがあり、50分での冷却と素早い型替えが可能です。当社は日々この選択の恩恵にあずかっており、当社の競争上の優位性は絶えず向上しています」とRyszard Kielczyk氏は強調しました。

結果、速度、品質、信頼性、低コスト

「旧式のジョルトスクイズ造型機では、わずか25 モールド/時でしたが、現在の生産量は80~100 モールド/時に達しています。また、全自動DISA造型機と当社の搬送ラインは完全に一体化しており、結果として、必要な人材が1シフトあたり26人から6人に減りました。」

「さらに、DISA造型機の導入によって目に見える結果が得られ、速度、精度、完全な表面品質が確保されただけでなく、当社のパターンプレートにスリーブを設置するシステムの開発に成功し、これが大型で複雑な形状の製品を低コストで生産するカギとなりました」とRyszard Kielczyk氏は締めくくりました。