理想の仕事
Ullaは「間違いなくこれが私の理想の仕事です」と語り、次のように付け加えました。
「しかし、私は今回の任命を謙虚に受け止めたいと思います。というのも、確かにDISAの上級副社長にさせていただくことで、この会社の大きな可能性をさらに高めることができるまたとないチャンスを得たと考えていますが、私はPeter Holm Larsen氏ではありません。彼はDISAに多大な付加価値をもたらしました。私は長年彼の近くで働けたことがとても幸運であったと思います。そして彼が今後もNorican経営チームに加わってくれることで、彼の直属の部下になれることを非常に嬉しく思っています。」
「私が絶大な信頼を寄せる非常に熟練した従業員たちやDISAの経営陣と一緒に働くことができるのを楽しみにし、同時に、プロジェクトとイノベーションの分野での発展の可能性を、今後も引き続き探求していこうと思います。」
イノベーションによる鋳造業界の形成
「DISAは長年にわたって造型に関する技術、機械、設備およびプロジェクトを提供してきました。率直に言って、それらの点で当社は非常に優れていると思います。これに加えて、他社には負けないグローバルな顧客基盤を持っています。そのような環境で毎日働けることは大きな特権です。したがって、私の目標としましては、DISAがお客様の期待を上回り続けるようにすることにあります。そのためには、市場投入までの期間を短縮し、社内プロセスにおいてプロ意識を高め、さらに主要な市場イノベーター、大学、その他関係機関との対外関係もより良くしなければなりません。そうすれば、業界を継続的に活性化させ、お客様に付加価値をもたらすことができます。私の考えでは、それはイノベーションの開発能力を向上させ、そのイノベーションを市場に適切なタイミングで投入することを意味します」とUllaは結論づけています。
DISAの新しい組織の枠組みとして、4つのブランド(DISA、Italpresse Gauss、StrikoWestofen、Wheelabrator)間の相乗効果を可能な限り高めるため、サプライチェーンをNorican Groupの傘下に置いてリーダーシップが発揮できるように構成されています。グループ全体で6地域に販売・サービス拠点が定められ、それぞれが責任を持ってNorican全製品の提供および日常的なお客様への直接対応を行います。この新たな組織形態において、DISAは「Centre of Product Innovation(製品イノベーションセンター)」となり、技術革新の責任を担いながら、各地域に商業的かつ技術的な販売支援を行います。またDISAは、製品開発、イノベーション、アフターセールスサポートに加え、造型機器のプロジェクト管理から試運転まであらゆるエンジニアリングやプロジェクトの実施も従来通り担当します。
Ulla Hartvig ToennesenをDISAの上級副社長に任命したPeter Holm Larsenは、Norican Group内でDISA、Italpresse Gauss、StrikoWestofen三社すべての「製品イノベーションセンター」の責任を遂行する「パーツフォーメーション」の社長職を務めることになります。