MOC付きDISAMATIC D3: アップタイムの改善に高度な理論は不要

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新型DISAMATIC® D3自動型交換装置(AMC)の標準装備であるオーバーフロー溶湯カバー(MOC)により、改善を生み出すイノベーションに高度な理論は不要であることが証明されました。

「私たちは、溶湯の過注湯や漏出は珍しいことではないとお聞きしていました。そのため、これを解決することを私たちのミッションに据えました。」

当社のグローバルプロダクトマネージャーであるLars Hjelm

MOCは、AMCの機械・電気部品を溶湯から保護するために設計・開発された、シンプルでありながら効果的なカバーです。溶湯の過注湯およびオーバーフローを防止することで、造型装置の信頼性向上に寄与するとともに、鋳造所の日々の操業を最適化し、総合的な鋳造品質を高めます。

MOCのパネルにより、トップレールとモールド上部との間隔が最小になるように調節できます。これによりモールドストリング側面に対するバリアが形成され、溶湯が過注湯された場合でも溶湯の漏出が防止されて、モールド上部に保持されます。

最大の狙いは、溶湯オーバーフローによる長引くダウンタイムの防止、不必要なクリーニングおよびメンテナンス費用の抑制、AMCのスラストバーの不具合による型ずれリスクの防止です。

「スラストバーに溶湯を落とさない!」

当社のグローバルプロダクトマネージャーであるLars Hjelmは次のように話しています。「私たちは、溶湯の過注湯や漏出は珍しいことではないとお聞きしていました。そのため、これを解決することを私たちのミッションに据えました。MOCを採用することで、当社のシステムは、日常的に発生する溢れや漏出に対処するだけでなく、それを直接的に防止できるようになりました。リリース後数日で、このMOCの優れた機能が証明されています。」

さまざまなお客様の現場に初めてMOCを導入したところ、このシンプルな機能およびその効果が鋳造所の技術者や管理者から一様に称賛されました。中でも、あるお客様は、改善された鋳造所の環境を以下のように簡潔に説明しています。「スラストバーに溶湯が一滴も落ちていない!」

シンプルながら目覚ましい波及効果を上げる技術

スラストバー、加熱系統、空気圧系統などすべてのAMC部品を、溶湯の直接的な影響から保護するMOCは、鋳造所の操業に以下のような幅広い効果をもたらします。

  • 生産停止回数の減少による、モールドの生産数の増加
  • 型ずれリスクの低減(溶湯のオーバーフローによるスラストバー不具合の防止)による最大限の精度と鋳造品質の確保
  • クリーニングおよびメンテナンス費用の最小化(MOC自体はほとんどメンテナンス不要で、AMC部品の損傷を低減)。

Hjelmは、次のように結論を述べています。「MOCは、非常にシンプルなものでも大きな改善を生み出すことができることの良い例です。MOCは鋳造所の操業および業績に即効性のある機能です。私は、機器の信頼性を大きく改善するとともに、アップタイムを大幅に増加させ、鋳造所全体の収益を一定程度改善できるという意味において、MOCをゲームチェンジャーと呼びたいと思います。」

MOCは、DISAMATIC D3 のAMC標準装備として発売されます。既存AMCへの改造プランは、DISA130、131、231ラインを導入した鋳造所向けに発売されます。他のDISAMATICライン向けソリューションの発売は、それ以降に検討予定です。